書評「中小企業のための危機管理・事業継続・防災対策へのクラウド活用」
戸村智憲「中小企業のための危機管理・事業継続・防災対策へのクラウド活用」同友館を読みました。
読みやすく、平易で分かりやすい書籍です。
震災以降、リスク管理・危機管理に強い関心を持っている企業が多くなっていますが、有益な情報が満載です。
ただ、震災後の取材記事も入っていて、被災者の声など貴重な記述ではありますが、実績的な対策編と分けていただくともっと良かったと思います。
戸村智憲「中小企業のための危機管理・事業継続・防災対策へのクラウド活用」同友館を読みました。
読みやすく、平易で分かりやすい書籍です。
震災以降、リスク管理・危機管理に強い関心を持っている企業が多くなっていますが、有益な情報が満載です。
ただ、震災後の取材記事も入っていて、被災者の声など貴重な記述ではありますが、実績的な対策編と分けていただくともっと良かったと思います。
畑村洋太郎「決定版 失敗学の法則」文春文庫を読みました。
もともとは単行本だったようですが、文庫本として出版され、買いやすくなっています。
単なる失敗分析だけでなく、責任追及と原因追究の分離により、真の原因を探り出さなければ再発防止できないという点はあらゆる問題解決に必要です。
また、組織の中の個人としての対処方法についても記述されており、興味深い書籍です。
西 順一郎著、宇野 寛著「会計はなぜマトリックスがいいのか?目からウロコ、社長のための新会計学」税務経理協会を読みました。
学生時代(30年前)、行列簿記というものがあるのを知り、関心を持っていましたが、その業務への適用をどうするのか、疑問もあるまま、今日まできてしまいしまた。
財務会計として考えていたので、累計値のみを活用するところがどうも危うい印象だったのです。
たまたま、本書に出会い、管理会計としての活用という事で、“なるほど”と得心するところがありました。
学生時代と異なり、現代では良いツールがあり、特に中小企業での実績もあるようです。
さらなる発展を期待したいと思います。
今日的な問題である企業の再生についての包括的な書籍です。
著者は企業再生の専門家であり、親切な記述となっています。
銀行の不良債権処理とともに、再生手法等についての解説があります。
難易度は決して易しいとは言えず、新書でありながら読解には時間を要しますが、中小企業の場合についても言及しており網羅性の高い著書です。
月刊誌「企業診断」への連載を書籍化したもの。
VSETは、ビジョン(Vision)・戦略(Strategy)・実行(Execution)・戦術(Tactics)の頭文字をとったもので、Victoryになぞらえてブイセットと読ませ、洒落た表題となっています。
各項目の解説、実例、導入ノウハウという構成で作成されており、記述レベルも分かりやすく書かれていて、読みやすいです。
ただし、How Toものを期待する人にとっては、様式例などがきめ細かく盛り込まれているわけではないので、少々期待に沿わない可能性があります。
特に、大企業の経営企画部門担当者向きではないでしょう。
緻密な計画性を求めるのではなく、実践に向けた考え方の整理として使用すると、本書が生きてくると思われます。
経営者や戦略策定への体系だった取組みになじみの薄いスタッフにお勧めです。
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