起業向け小口投資制度
発展途上国の自立化、特に女性の自立化支援で注目を浴びたマイクロファイナンス。この仕組みは、寄付と異なり、先進国の市民による小口投資は負担が小さく、場合によっては事業失敗でも大きな怪我とならないが、投資を受ける側は大きな金額であり、事業を行う上で大きな支援となる。
事業がうまくいけば、融資であれば計画的な返還、投資であれば配当を受けることとなり、投資側にとっても関心を持って、進展を見守ることができる。
このしくみは、東北復興を始め、若者・女性の起業支援にも役立てることができる。既に、植林への投資で、何十年か後に投資した木を加工販売し、配当を受け取ることのできる事業など、小口投資を一般市民から集めて事業を行うビジネスモデルは存在する。
これをもう少し大がかりに、マッチングシステムで行うことができないものかと思っている。
もちろん、詐欺などが横行しないよう、信用保証付きの仕組みが必要となる。
例え大きな投資がいらない起業でも、手持ち資金が不足していて、アイデアはあってもなかなか事業化できない人は多いと思う。
これまでの税金や金融機関融資等に対する保証などの公的な支援に加え、小口投資制度を立ち上げることで、公金を使用せず経済を活性化できるのではないかと思う。
是非、国又は自治体による制度化を図っていただきたいものだ。
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