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2012/07/12

連載【中小企業生き残り】(1)人材確保で苦しんでいる

中小企業といっても、状況は様々で、一口で表現することはできません。
比較的大きな企業でも円高や取引先の移転などで大きく売上が落ち込んでいる企業、小さな企業でも注文が殺到し受けきれない企業、リストラを繰り返している企業もあれば求人が進まず人手不足の企業もあります。
業種業態、会社規模、企業の歴史、存立している地域により企業を取り巻く環境は多様であり、一概に述べることは困難です。
しかし、小さいがゆえに多くの企業に共通した課題もまたあることも事実です。
少しずつですが、中小企業がこれからも生き残っていくにはどうしたらよいか、発信してみたいと思います。
まず、第1回として、人材確保状況について記述します。
ワークス研究所「第29回ワークス大卒求人倍率調査(2013年)」によれば、2013年3月卒の大卒求人倍率は、5000人以上の企業は0.60倍であり、300人以上の場合も大きな差はないものの、300人未満は3.27倍となっており、小さな企業で求人に苦しんでいる状況が分かります。
また、中小企業白書(2012年版)では、中小企業の全体としての従業員過不足感は次第に解消しつつあるものの、製造業ではまだ従業員の過不足感はマイナス、つまり過剰感があるものの、非製造業では不足感が続いています。
自治体や経済団体など、関係者の活動がようやく浸透し、次第に大卒者が中小企業に目を向け始めており、人材確保に向けて薄日が差してきています。
しかしながら、優秀な人材は新卒者・既卒者採用によらなければならないわけではありません。
地域に目を向けると、子育てで退職した女性やノマドワーカーと呼ばれる人材もいます。職種により適不適はあるものの、職を求めつつもなかなかチャンスに恵まれない人材もいます。
これらの人々を活用する方法があれば、人材不足の一部を解消するだけでなく、場合によっては多様なスキルを活用した新たな事業展開が可能かもしれません。
次回は、どのような人材活用策があるかについて述べたいと思います。

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